【フィリーズR】シゲルピンクルビー 重賞初制覇!姉に続いて桜切符獲得

2021年3月15日 05:30

<フィリーズR>1着でゴールしたシゲルピンクルビー(右手前)(撮影・後藤 大輝)

 姉に続いて、桜のチケットを手にした。好位の内で流れに乗ったシゲルピンクルビーは直線半ば、満を持して馬群の外へ。先に抜け出した熊本産のヨカヨカをゴール前で捉え、重賞初制覇。検量室前に引き揚げてきた鞍上の和田竜、出迎える渡辺師は“万歳ポーズ”で喜びを分かち合った。

 初コンビで見事、勝利に導いた鞍上は「調子も良かったし、もうひと踏ん張り、頑張ってくれた。新馬戦(1着)のイメージで好位からと思っていたし、スタートも速く、枠も良かったからね」と勝因を語った。

 1勝馬で16分の9の抽選を突破し、ゲートイン。内枠5番に入った幸運も、鞍上が最大限に生かした。指揮官も「競馬が上手だし、ジョッキーもうまく立ち回ってくれたね。お姉ちゃんと比べても、操縦性がいい」と優等生ぶりを評価。

 姉シゲルピンクダイヤも2年前、チューリップ賞(2着)で桜花賞の出走権利を獲り、本番でもグランアレグリアの2着に好走した。本番と同じ舞台は暮れの阪神JFで17着に惨敗。1Fの距離延長が課題となる。渡辺師は「前のめりな走りなんで、もう少しトモがしっかりして(体が)起きてくれば」と成長に期待した。

 ◆シゲルピンクルビー 父モーリス、母ムーンライトベイ(母の父ハイシャパラル)18年1月26日生まれ 牝3歳 栗東・渡辺薫彦厩舎所属 馬主・森中蕃氏 生産者・北海道沙流郡日高町の天羽牧場 戦績3戦2勝(重賞初勝利) 総獲得賞金6028万8000円。馬名の由来は冠名+色+宝石名。

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