【天皇賞・春】ウインマリリン 金曜朝に美浦出発…渋滞懸念GW中の輸送は関東馬悩みの種

2021年4月29日 05:30

ウッドチップコースで追い切るウインマリリン(撮影・郡司 修)

 【朝駆けネタ】ウインマリリンは金曜30日朝に美浦を出発し、阪神競馬場に向かう。

 渋滞も予想されるゴールデンウイーク中に行われる天皇賞・春の輸送は、特に距離が長い関東馬(例年は美浦~京都)にとって悩みの種。関東馬が日曜の関西圏の競馬を使う場合、前日の土曜輸送が一般的。金曜夜の出発便もあるが手塚師は「輸送は考えた結果(平日の)金曜朝に出ます。できるだけ輸送時間は短い方がいい。もし輸送でテンションが上がったりしたら、現地に着いてからの時間は長い方がいいと思うので」と説明した。

 加えて「できるだけフィエールマンと一緒にしています」と明かした。フィエールマンは過去2年の優勝時は金曜朝に美浦を出発していた。同馬の菊花賞V時も金曜朝出発だった。

 史上初となる調教師としての天皇賞・春3連覇が懸かる。「同じG1に3年連続で出ること自体難しいこと。何とか結果を出せれば言うことないです。(2年連続1番人気のフィエールマンに比べ)今年は気楽な立場。楽しみが半分、責任感が半分という気持ちです」と偉業に挑戦できる喜びに浸った。

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