【天皇賞・春】オーソリティ 父譲りのまくり脚!オルフェーヴルから継承スタミナ&ロングスパート発動だ

2021年4月29日 05:30

アーチキング(右)と併せて追い切るオーソリティ(撮影・郡司 修)

 【G1ドキュメント・美浦=28日】追い切り前に運動が行われる角馬場は、馬がひしめき合うが、特殊ゼッケンを着用しているG1出走馬は目立つ。双眼鏡をのぞく武本はオーソリティを発見。

 同馬の前走・ダイヤモンドSは好位追走から早めにスパート。ラスト5Fからは全て11秒台の速いラップを刻み続けた。早めに抜け出したことで目標にされ、ゴール前で勝ち馬に差されての首差2着は残念だったが、スタミナがあるからこそできるパフォーマンス。父オルフェーヴルも得意としたロングスパートがしっかり受け継がれていることが改めて示された。木村師は「タフだったが、相当強い競馬をしていた。しっかり立ち回れていたし、(有馬記念14着から)よく戻ってきてくれたなと、ホッとした部分もあった」と振り返った。

 Wコースに出たオーソリティは、僚馬アーチキング(8歳2勝クラス)を2馬身先に見る形で追走。道中リズムよく追走して、直線で馬なりのまま併入した。タイムは6F83秒4~1F12秒4。中間は放牧を挟んでリフレッシュ。「トラブルなく順調に来ている」と総括した木村師は「伝統あるレースに参加させていただけることはありがたい。ちょっとでも応援してくれる方に喜んでもらいたい」と意気込みを口にした。

 今年の天皇賞・春は阪神開催。今年の阪神で行われた2400メートル以上のレースは14レースで、最多3勝を挙げているのがオルフェーヴル産駒だ。初阪神のオーソリティだが、父から受け継いだスタミナ&ロングスパートを発動!注目せずにはいられない。

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