【安田記念】弾丸ケイデンスコール!ラスト1F圧巻の11秒6、安田隆師「どこまで頑張れるか」
2021年6月3日 05:30 充実ムードのケイデンスコールは岩田康を背に、絶品の切れ味を発揮した。坂路でリズム良く加速ラップを刻み、ラスト1Fは圧巻の11秒6。バネの利いたフットワークで、弾丸のように鋭く伸びた。2週連続で追い切りに騎乗した鞍上は「スタートからゴールまで姿勢が先週とは全く違った。体が起きて走れていたし、申し分ない」と好感触。
今年に入り、重賞で1→2→1着と好走。安田隆厩舎の先輩でもある父ロードカナロア(13年このレースV)と同じ5歳での安田記念出走となる。師は「カナロアの子だし、馬体も似てきた。父もちょっと奥手なタイプだったし、そういうところを受け継いでいるのかな」と姿をダブらせる。3歳時のNHKマイルC(2着)以来のG1挑戦となるが「本格化してきたし、自信を持って出せる状態。マイルのスペシャリストがそろう中で、どこまで頑張ってくれるか」と力を込めた。