【函館スプリントS】小崎 2年ぶりの北海道で進化見せる!19年惜敗の雪辱へ

2021年6月11日 05:30

2年ぶりに北海道に戻ってきた小崎

 デビュー8年目の小崎が2年ぶりに北海道へ帰ってきた。小崎は「馬にとっても人間にとっても過ごしやすい気候。北海道は最高っすね」とニヤリ。週中は積極的に各厩舎の馬にまたがりスキルアップに励む。

 悔しい思いをした2年前の函館スプリントS。アスターペガサスに騎乗した小崎は“勝てる”自信があった。「馬は抜群に良かったですし、直線は無我夢中でした」。残り1Fでこん身の左ムチ。がむしゃらに追い続けた。しかし、逃げた勝ち馬カイザーメランジェには届かず2着。「悔しかった。レース後は落ち込んだが、今ではいい経験になったと思う」と振り返る。

 北海道でのレースは当時以来。今年はタイセイアベニールに騎乗する。初コンビを組んだ前走・鞍馬Sは絶妙な手綱さばきで馬券圏内にエスコートした。

 「重賞でも決め手は通用する。先行勢がやり合う展開になれば」

 週末の競馬を除き、週中は今月末まで函館に滞在する。小崎は「函館は全国の騎手寮で一番好き。料理が最高においしくて、お風呂は温泉。充実した毎日です」と明かした。心身ともに万全。爽やかボーイが2年で磨いたスキルを見せつける。

 ◇小崎 綾也(こざき・りょうや)1995年(平7)5月13日生まれ、滋賀県出身の26歳。14年に村山厩舎所属でデビュー。現在はフリー。JRA通算2396戦121勝。18年函館2歳S(アスターペガサス)で重賞初制覇を飾った。

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