【テレビユー福島賞】“夏男”堀井師送るグッドジュエリー

2021年7月2日 05:30

 【東西ドキュメント・美浦=1日】夏の福島開幕。来年2月に定年を迎える堀井師も心待ちにしていた。「騎手時代の勝ち星の半分以上は福島。やっぱり好きな競馬場です」。重賞2勝は73年七夕賞(サンヨウコウ)、76年東北記念(ニッショウ)と福島。調教師転身後、逃げ一筋のマルターズアポジーが重賞初Vを挙げたのは16年福島記念だった。「東北記念(今の七夕賞)?覚えているよ。2着は増沢さん。ストロング何とかだった」。小田が慌ててスマホ検索すると、76年10月26日で小雨の良。2着は確かに増沢末夫騎乗のストロングナイン。恐るべし!!45年も前の出来事を鮮明に覚えているとは…。騎手&調教師で通算607勝(1日現在)。今年は上半期を終えて11勝。着実に白星を重ねている。「最後にしぼんじゃうのは寂しいからね。ありがたい限り。みんな頑張ってくれる」とスタッフと愛馬に感謝だ。

 開幕週の福島は土曜メイン・テレビユー福島賞のグッドジュエリーなど6頭、函館3頭の攻勢。「最後の夏の福島?そう最後って言わないでよ、哲ちゃん(小田)!!」。さらに熱さを増す“堀井夏の陣”から、小田は目が離せない。

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2021年7月2日のニュース