【函館記念】レッドジェニアル発馬決まれば 陣営「見た目にふっくらして良くなっている」
2021年7月14日 05:30 【東西ドキュメント・函館=13日】小田は飛行機ではなく北海道新幹線で函館入りした。毎夏のように函館記念は現場取材しているのに20年連続不的中。ならば行動パターンを変えて…というわけだ。気になる馬は何頭もいる。
3月大阪城S9着以来のレッドジェニアルもその1頭。宮城・山元トレセンでリフレッシュし、札幌開催中だった先月20日に函館へ移動。中塚助手は「函館記念組では函館に来たのは早かった。その分、休養も長いけど」と穏やかな表情。「着いた当初はうるさい面もあったが、滞在効果で落ち着いてきた」。聞けば、現時点で馬体重は510キロ(前走494キロ)。「見た目にふっくらして良くなっている」と充電効果も感じている。3歳時の京都新聞杯ではダービー馬ロジャーバローズを破った底力の持ち主。「長く脚を使う。根性比べになれば…。あとはゲートだけ」。滞在効果がメンタル面でプラスに出れば、発馬にも好影響を与えるのは間違いない。不的中からの脱却に燃える小田の心はグラグラ動いていた。