【セレクトセール2021総括】総落札史上初の100億超え スター種牡馬発掘へ平均的に底上げ

2021年7月14日 05:30

2021年セレクトセール当歳の高額落札馬

 2日目は230頭が上場され、213頭が落札(落札率92・6%)。総落札価格109億2300万円(平均5128万円)は、当歳セリ史上初の100億円超となった(昨年83億3400万円)。昨年の当歳セリに続いてディープインパクト産駒が不在のセリ。次のスター種牡馬発掘へ、各産駒への期待が平均的に底上げされた形だ。2日間合計では19年のレコード205億6600万円を大幅に更新する225億6100万円。世界最大級の競走馬セリにコロナ禍は関係なかった。

 セールを主催した日本競走馬協会会長代行の吉田照哉氏は「売り上げが20・3%も上がるなんて驚きですよ。ディープ、キンカメがいなくなって下がる予想もあったので。サイバーエージェントの藤田さんに18頭25億(税込み)も使っていただいた。高額馬を買えない人が違う馬を買って、と相乗効果があったと思う。購買登録者も1割増えて、“ウマ娘”を見て馬を持ちたいと思った人が増えたのかもしれないですね」と話した。

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