【中京記念】熟女アバルラータ反撃に上向き
2021年7月14日 05:30 【東西ドキュメント・栗東=13日】大谷翔平のホームランダービーに心を動かされたオサム。興奮して昼寝できないぐらい。人生フルスイング。全力で振り切る姿はさわやかだ。
中京記念。取材の感触ではロータスランドで堅いと思っていたが、結論を出すのは早計だ。この朝、既に激走情報は入手している。ウソかマコトか、7歳牝馬のアバルラータ。北海道でセレクトセールが行われている裏のトレセンで鮫島師に出会えたのがそもそも僥倖(ぎょうこう)。高配を仕留める、運命的な巡り合わせかも。「前走の福島牝馬S(12着)でも◎を打ったんですよ」と水を向けると指揮官の目が輝いた。
「後ろから、この馬なりにいい脚は使っているんだけどね。状態は今回も凄くいいから、どこかで一発があるんじゃないかと。いつも後ろからだけど、今度は思い切って乗ってほしい」
鞍上に西村淳の起用は攻めの騎乗への布石か。牝馬の一撃、いや熟女の反撃。今週の小倉重賞も大荒れ警報発令中だ。