【新潟2歳S】タガノフィナーレ 自己ベスト更新 下馬評覆す準備整う
2021年8月25日 05:30 【東西ドキュメント・栗東=24日】ゆったりと時間が流れた火曜朝。調教が一段落した後、田村は浅見厩舎に向かった。新潟2歳Sに出走するタガノフィナーレは、かつて18年天皇賞・春覇者レインボーラインを手掛けた若松厩務員が担当する。競馬週刊誌を見て無印だと知った腕利きは「こんなに評価低いの?がぜん、やる気が出てきたわ」とスイッチが入った様子。
新馬戦1着と同じく、主導権を握った前走のダリア賞は残り1Fで苦しくなったものの、最後まで懸命に食い下がって3着。「上位馬との差は目標にされた分かな」と振り返る。道中は操縦性があり、折り合いもスムーズ。控えても競馬はできそう。「普段の稽古から真面目でおとなしい。1F延長はこなせると思うよ」と舞台を歓迎した。22日の日曜追いは坂路で4F50秒3~1F12秒1と自己ベストを更新。下馬評を覆す準備は整ったようだ。