【スプリンターズS】今年は違うぞエイティーンガール 充実の時迎えいざ雪辱
2021年10月1日 05:30 【G1ドキュメント・栗東=30日】自然の恐ろしさを改めて思い知らされた。先週日曜の中京は不良馬場。小林はそこまで強い雨が降るとも思わず、シャフリヤールに◎印を進呈した。切れ味がそがれる舞台設定ではさすがに厳しかったか。今週も週末は関東に台風16号接近の予報。少しタフな馬場になれば、洋芝で実績を挙げるエイティーンガールが優位に立てるのではないか。そんな思いを抱いて、飯田祐師のもとへ向かった。
「枠番もそうだけど、天候だけはこちらで決められないですからね。時計が速すぎるのはどうかなと思う。前走は良馬場で脚を使えたのが大きかったですね」
UHB賞から中1週でキーンランドCを使い、スプリンターズSへ向かうローテは去年と同じ。9月は酷暑というほどでもなく、朝は涼しい日も続いた。
「栗東へ戻ってきたタイミングも良かったかもしれないですね。うまく夏を越せて、いい競馬をして帰ってきた。ガタッとくることもなく、順調にきてます。本当に芯の強い馬です」
鞍上の横山和は前々走からコンビを組んでいる。函館出張の際は付きっ切りでコミュニケーションをとる姿を目にした。「この中間は乗ってないけど、北海道でコンタクトを取ってくれていますからね。この馬のことを分かってくれていると思います」。前走はデビュー以来最高の462キロで出走。422キロで新馬戦を走った馬がたくましくなっている。昨年は11着、この馬だって“リベンジャー”。充実の時を迎え、いざ雪辱舞台へと向かう。