【船橋・クイーン賞】14年は戸崎、16年はルメールとでトロワボヌールが2度制覇・船橋ケイバ列伝

2021年12月1日 05:30

16年にはトロワボヌールが2年ぶり2度目の優勝を飾った

 クイーン賞は1955(昭30)年創設の重賞。南関グレード制が施行された95年、G3(現表記S3)に。ダートグレード競走となった97年から交流G3。04年以降は実施が12月に定着。船橋ケイバ年末の恒例レースと言える。06年、ダートグレード初のハンデキャップ競走に変更。

 初めての連覇は70、71年のセザンヌ(船橋・矢熊寿)。84、85年には83年の関東オークス馬ガールライヒ(船橋・竹田光雄)が高橋三郎、田部和廣に導かれ制した。87、88年の覇者は堀千亜樹騎乗イーグルシャトー(大井・大山二三夫)。同馬は中央移籍後に89年G2スワンSでバンブーメモリーの2着と健闘した。

 その後は2年連続Vこそないが、女王に2度輝いた馬はいる。レマーズガール(JRA・湯浅三郎)は04年武豊、06年岩田康誠騎乗で勝利。トロワボヌール(JRA・畠山吉宏)が14年に戸崎圭太、16年にC・ルメールとのコンビで快勝したのは記憶に新しい。

 地方所属の1、2着馬にはTCK女王盃(22年1月、大井)への優先出走権が与えられる。地方所属優勝馬にはエンプレス杯(22年3月、川崎)優先出走権も付与される。

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