サンデーR吉田代表 引退クロノジェネシスに感謝 凱旋門賞挑戦の決め手は「昨年宝塚記念での勝ち方」

2021年12月26日 18:30

<有馬記念>引退式に臨んだクロノジェネシス(撮影・郡司 修)

 JRA・G1で4勝を挙げた名馬クロノジェネシス(牝5=斉藤崇)の引退式が26日、中山競馬場で行われ、同馬を所有するサンデーレーシングの吉田俊介代表(47)は「今日は勝って有終の美を飾るというわけにはいきませんでしたが、無事に走り終えることが出来てホッとしている部分があります」とコメントした。

 クロノジェネシスは、この日行われた有馬記念では2番人気に推されるも3着。史上初のグランプリ4連覇とはならなかったが、吉田代表は「今日は勝って有終の美を飾るというわけにはいきませんでしたが、クロノジェネシスはグランプリ3連覇を含めたG1・4勝の成績を残してターフを去ります。2歳の時からずっと一生懸命走ってくれましたが、管理して下さった斉藤厩舎の皆さん本当に長い間ありがとうございました」と感謝。

 これまでのレースを振り返り「一番の思い出は昨年の宝塚記念。あの強い勝ち方を見て、力のいる馬場の方が力を発揮してくれると思い、凱旋門賞にも挑戦しました」とコメント。結果、凱旋門賞では7着に終わったが「今年、無事に挑戦できたので良かったと思ってます」と前向きだった。

 スタンドで見守っていたファンへ向けては「本当に寒いなかこのようにたくさんの皆さんにクロノジェネシス引退式まで残っていただいて、ありがとうございます。クロノジェネシスはこれから母としての仕事が待っています。お母さんと同じような凱旋門賞に挑戦できるような子供たちが出てくることを期待していて下さい。長らくのご声援ありがとうございました」と締めた。

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