【AJC杯】オーソクレース 飛躍イヤー始動 JCや有馬見送り充電図る

2022年1月17日 05:30

AJC杯で始動するオーソクレース

 明け4歳期待の良血オーソクレースが、今週の中山メイン「第63回AJC杯」で始動する。昨年前半は骨折で休養したが、秋初戦のセントライト記念で3着。菊花賞は粘り強く追い上げ、2着を死守した。久保田師は「菊花賞は十分にいいレースだった。勝った馬(タイトルホルダー)は強かったけど、2着争いをしのいだのは評価できる。セントライト記念を使って菊花賞という厳しい条件の中、よく走った」と愛馬を称える。

 その後はJCや有馬記念は見送り、充電を図った。13日はWコースで6F83秒5~1F12秒0(いっぱい)。エフェクトオン(6歳オープン)を5馬身後方から追いかけ、しっかり併入した。「1週前にしっかりやった。動きはいつも通り。早めに取り付かせて我慢させるようにしたので、しまいはもう少しかかると思っていた。1週前としては上々」と目を細める。

 母マリアライトは同じ久保田厩舎に在籍し、15年エリザベス女王杯、16年宝塚記念とG12勝を挙げた名牝。22年は母に近づく快走が期待される。指揮官は「最近ズブいところが出てきた。中山になるので、その辺りをカバーしてうまく走ってくれれば。まだ底を見せていないからね」とG1銀メダル2回の愛馬のさらなる飛躍を祈っている。

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