【フェブラリーS】カフェファラオ 復活レコードV!コパノリッキー以来2頭目の連覇達成

2022年2月20日 15:43

<フェブラリーステークス>レースを制したカフェファラオ(中央)、2着のテイエムサウスダン(右)、3着のソダシ(撮影・郡司 修)

 2022年のJRA・G1開幕を告げる砂王決定戦「第39回フェブラリーS」(ダート1600メートル)は20日、東京競馬場で行われ、2番人気カフェファラオ(牡5=堀)がコースレコードタイ記録となる1分33秒8をマークし復活V。昨年の同レース以来1年ぶりの勝利を挙げ、コパノリッキー(2014・15年)以来2頭目の連覇を達成。5番人気のテイエムサウスダン(牡5=飯田雄)が2着。注目の白毛馬ソダシ(牝4=須貝)は3着に入った。

 勝ったカフェファラオは父アメリカンファラオ、母メアリーズフォリーズ(母の父モアザンレディ)の血統。通算成績は11戦6勝。JRA・G1は昨年のフェブラリーSに続き通算2勝目。重賞は通算4勝目。東京ダート1600メートル戦では4戦4勝となった。

 昨年はフェブラリーS制覇後、勝ち星から遠ざかっていたが過去無敗の得意舞台で再び激走。前走チャンピオンズC(G1、中京・ダート1800メートル)11着から巻き返し、フェブラリーSがG1となった1997年以降でコパノリッキー(2014・15年)以来2頭目となる連覇を飾った。

 管理する堀師も同レース初の連覇達成。フェブラリーSは通算2勝目でJRA・G1通算14勝目を挙げた。

 鞍上の福永は昨年ジャパンC(コントレイル)以来のJRA・G1制覇で通算32勝目。“テン乗り”でのJRA・G1制覇は2016年高松宮記念(ビッグアーサー)、2021年天皇賞・春(ワールドプレミア)に続き3勝目。昨年12月の香港スプリントで落馬事故に巻き込まれ、左鎖骨を骨折してから復帰後初のG1で最高の結果を残した。

 ▼フェブラリーS 84年に創設されたG3「フェブラリーハンデキャップ」が前身。94年にG2格上げ、レース名がフェブラリーSに変更された。同時に負担重量がハンデから別定に変更。97年にJRA初のダートG1格上げとなり、別定から定量へ。その年はシンコウウインディが勝利。99年に岩手のメイセイオペラが地方馬の初勝利を飾った。

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