【桜花賞】クラシック開幕!完勝勢いで頂点狙うナミュールVS巻き返し期す女王サークルオブライフ

2022年4月4日 05:30

桜花賞制覇を狙うサークルオブライフ(左)とナミュール

 いよいよ22年クラシックが開幕する。今週は牝馬3冠の第1ラウンド「第82回桜花賞」(10日、阪神)。重賞ウイナー7頭を含む東西の精鋭乙女たちが集結。阪神JFの上位組も名を連ね再戦ムードも漂うが、果たしてどの馬が1冠目を手にするのか。

 中心は4戦3勝のナミュールだ。デビュー2連勝で挑んだ阪神JFは1番人気に推されるもゲートで出遅れ、まさかの4着。それでもゲート練習を重ねて臨んだ前走チューリップ賞では、出遅れることなく中団からメンバー最速タイの上がりで差し切って完勝。本番と同じ舞台で世代屈指の実力を見せつけた。1週前追いでは抜群の時計で好調をアピール。G1に再度主役として向かう。

 名門・国枝厩舎が送り込むサークルオブライフは、未勝利→アルテミスS→阪神JFを3連勝した2歳女王。今年初戦のチューリップ賞では3着に敗れたが、0秒2差。ひと叩きされて調子は上向き、巻き返しのチャンスは十分ある。唯一の無敗馬プレサージュリフトは、デビュー2戦目の前走クイーンCで後方から鋭く伸びて快勝。キャリアは浅くても素質は引けを取らない。他にも阪神JF3着ウォーターナビレラ、フェアリーSを制したライラック、フィリーズレビュー覇者サブライムアンセムなどがスタンバイ。桜のティアラを狙っている。

 ▽桜花賞 英国クラシックの1000ギニーを模範に1939年に「中山4歳牝馬特別競走」として創設。当初は中山芝1800メートルで施行。47年に京都芝1600メートルへ舞台を移したのを機に「桜花賞」へ改称。50年から阪神で開催。

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