【中山GJ】11歳オジュウチョウサン6度目V!JRA所属馬史上最年長の重賞制覇

2022年4月16日 15:46

中山グランドジャンプの大竹柵障害を飛越するオジュウチョウサン(右)(撮影・郡司修)

 春の障害レース王者決定戦で、オジュウチョウサン(牡11=和田正)が偉業を達成した。

 16~20年にこのレースを5連覇したが、昨年は5着。7年連続の参戦となった今年、底力を見せて6度目の優勝を果たした。11歳以上の馬がJRA重賞を勝つのは11、12歳でこのレースを制した外国馬・カラジ以来だが、JRA所属馬としてはオジュウチョウサンが初めて。G1は9勝目となった。

 勝利に導いた石神深一騎手はこのレースが障害通算1000回目の節目の騎乗で、障害重賞21勝は白浜雄造と並んで最多に。石神は「坂を登り切ったところでちょっとオジュウも息があがったんでヒヤっとしたけど、さすがオジュウですね」と話し、「オジュウも高齢なんで、そんなに一緒にいる機会は少ないと思うけど、残りオジュウと一緒に戦える、調教できる時間を大切にして、これからも他の馬でも一生懸命頑張っていくので、障害レースをみなさんで盛り上げていってください」とファンの前で誓った。

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