【NHKマイルC】ダノンスコーピオンG1初V!ロードカナロア産駒が初の「3歳マイル王」戴冠
2022年5月8日 15:44 3歳マイル王決定戦は、4番人気のダノンスコーピオン(牡3=安田隆)が制し、JRA重賞2連勝でG1初優勝を飾った。鞍上の川田将雅騎手(36)は同レース初制覇で節目となるJRA・G1通算20勝に到達。2着には3番人気マテンロウオリオン(牡3=昆)、3着には18番人気のカワキタレブリー(牡3=杉山佳)が入線した。
ダノンスコーピオンは好位やや後方からレースを進めると、最後の直線で抜け出し、外から迫るマテンロウオリオンの猛追をクビ差しのいで優勝。勝ちタイムは1分32秒3(良)。さらに3着に最低人気のカワキタレブリーが入ったことで3連単は153万2370円の“大万馬券”となった。
勝ったダノンスコーピオンは父ロードカナロア、母レキシールー(母の父スライゴベイ)の血統。通算成績は6戦4勝。JRA重賞通算2勝目。
昨年の朝日杯FS(G1、阪神・芝1600メートル)3着、前走・アーリントンC(G3、阪神・芝1600メートル)1着など“得意とするマイル戦”で自慢の剛脚を披露。2度目のG1挑戦で初タイトルを獲得。ロードカナロア産駒として同レース初優勝となった。
鞍上の川田は桜花賞(スターズオンアース)に続き今年2度目のJRA・G1制覇。通算勝利数は節目の20勝に到達。NHKマイルCは9度目の挑戦で初優勝を飾った。
管理する安田隆師は、昨年の高松宮記念(ダノンスマッシュ)以来となるJRA・G1制覇で通算14勝目。NHKマイルCは初優勝だった。
▽NHKマイルC 53年創設のダービーTR「NHK杯」が前身。96年に3歳マイル王決定戦として新設された。第1~6回までは外国産馬が勝利。第7回以降は内国産馬が勝利していたが第26回の昨年、シュネルマイスターが外国産馬として20年ぶりに優勝した。