【NHKマイルC】ミスターX 自在に立ち回れるジャングロ本命 武豊が導く
2022年5月8日 05:30 3歳マイル王決定戦「第27回NHKマイルC」は快足自慢がそろった。昨年の勝ち馬シュネルマイスターは1分31秒6の好時計をマーク。今年もパンパンの良馬場が見込め、スピード決着必至だ。
本命はジャングロ。初勝利に4戦を要したが、昨年暮れの中京2歳Sはメンバー最速の上がり3F34秒7で逃げ切り、レコードV(1分8秒4)を決めた。続くマーガレットSは4番手から直線で脚を伸ばして差し切り。戦法に幅が出て、収穫の多いレースぶりだった。前走・ニュージーランドTはスタートを決めると、迷わずハナへ。直線はいったん、2着マテンロウオリオンに前へ出られたものの、二枚腰の粘りで重賞初Vを飾った。マイル戦を克服。本番へ向けて大きく視界が広がった。最終追いは坂路で4F51秒2を刻み、しっかり動けていた。舞台は直線の長い東京に替わるが、自在に立ち回れる競走センスの良さがある。名手・武豊に導かれ、短距離王へ名乗りを上げる。
相手は重賞2勝セリフォス。昨年の朝日杯FS以来の実戦だが、豊富な乗り込み量。ひと追いごとに、動きもグングン上向いている。万全の態勢で今年初戦を迎えられた。馬連(13)から(1)(4)(5)(11)(18)へ。