㈱NICKS エピファネイア産駒「シーズアタイガーの2022」当歳牝馬史上3位の2億8000万円落札

2022年7月13日 05:30

2億8000万円で落札された「シーズアタイガーの2022」(C)Japan Racing Horse Association

 初年度産駒が登場した弟にはまだまだ負けてられない。エピファネイア産駒「シーズアタイガーの2022」(牝)は「スワーヴ」の冠名で知られる㈱NICKSが2億8000万円で落札。セレクトセール史上、牝馬としては4位(当歳は3位)の高額となった。

 母は13年米G1デルマーデビュータントSを勝ち、米2歳チャンピオン。㈱NICKSのエージェント・竹内啓安氏は「当歳、1歳を合わせて一番の目玉だと思っていましたし、どうしても欲しかったです。馬体、歩きはもちろん血統もいい。繁殖牝馬としても、次の代も含めての値段だと思っています」と評価した。

 これで3きょうだいそろっての2億円超え。ハーツクライ産駒の兄姉2頭も過去2年のセレクトセール当歳に登場、現2歳で6月東京の新馬戦2着だったダノンザタイガー(牡=国枝)は2億7000万円、1歳の牝馬は2億円で落札されていた。父が替わり、兄姉2頭の価格を更新。「エピファネイア産駒は牡牝とも走っていますし、日本の競馬をリードしていく種馬だと思っています。クラシックを含め大きいところを狙っていきたい」と期待を寄せた。デビューは父の弟サートゥルナーリアの初年度産駒と同じ。し烈な種牡馬争いにも注目が集まる。

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