【福島新馬戦】暑熱対策でペイシャフェリ元気いっぱい 高橋裕師「反応が凄くいい」

2022年7月22日 05:20

 【東西ドキュメント・美浦=21日】調教スタンドの温度計が昼を待たずに30度を超したトレセン。陽炎ゆらめく厩舎村を梅崎が歩いていると、緑のブラインドに覆われた厩舎棟から高橋裕師が顔を出した。直射日光を遮ってくれる沖縄由来のゴーヤーカーテン。「涼しい日陰をつくってくれるよ。食べれば夏バテ防止にもなる。今年は実りがいいから持って帰れよ」。5年前から厩舎で栽培しているが、毎日の水やりさえ欠かさなければ虫も付かずたわわに実ってくれるという。

 苦いゴーヤーを口にしない馬には猛暑対策グッズで夏バテを防いでいる。厩舎の大型冷凍庫を開けると水の入ったペットボトルの山。「これを使って冷風扇を回すと、生水よりもはるかに涼しい。どうだ?極楽だろ?」と、同師は冷風扇を梅崎に向けた。地獄に仏。しゃく熱の地獄で仏に会った気分だ。「冷房より体にも優しい。今週デビューするペイシャフェリ(牝、父シャンハイボビー、土曜福島6R)も元気いっぱいだよ。スピードがあるし、反応も凄くいい」。これは財布の夏バテを防ぐ情報かも。

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