今村聖奈 自身初の全12レース騎乗で2勝「感謝」4日小倉2歳Sはミカッテヨンデイイで重賞2勝目狙う

2022年9月3日 16:18

今村聖奈

 新人女性騎手の今村聖奈(18=寺島)が、3日の小倉で初めて全12レースに騎乗し、4R・3歳未勝利(芝1800メートル)をタケトンボ(牝=飯田雄)で制し、12R・3歳上1勝クラス(ダート1700メートル)でハイエストポイント(牡4=鈴木孝)を1着に導いた。

 4Rについて今村は「自在性のある馬でいろんな競馬ができます。(重量)50キロのアドバンテージがあったので早めに踏んでいきました。厩舎の丁寧な仕上げもありましたし、感謝の気持ちを忘れずに乗りたいです」とコメント。12Rについては「前々走、前走とうまく乗れなくて、まず続けて乗せてくださったことに感謝したいです。重賞馬(20年きさらぎ賞の覇者コルテジア)の弟でもあり、乗り味が凄くいいんです。外枠を引いて、どういう競馬をすればいいのか考えていました。思った以上にテンが速かったけど、こういう馬場(重)でもあるし、前残りになるんじゃないかと思って1コーナーから気分良く動いていきました。減量があるとはいえ強い勝ち方でした。乗せてくださったオーナーをはじめ、鈴木先生や厩舎スタッフの皆さんに感謝しています」と振り返った。

 先週は小倉で自身初の週4勝、8月は自己最多の月間9勝を挙げた18歳。月が変わっても勢いは衰えず、自身がマークした女性騎手最長となる5~6月の7週連続勝利に次ぐ、6週連続勝利となった。

 これでJRA通算34勝。今年50勝超えのハイペースで勝利を積み重ねており、藤田菜七子が19年にマークした女性騎手歴代最多の43勝まで、あと9勝とした。

 4日のG3・小倉2歳S(芝1200メートル)はミカッテヨンデイイ(牝=堀内)に騎乗。7月のG3・CBC賞以来となる重賞2勝目を狙う。

特集

2022年9月3日のニュース