【スプリンターズS】ウインマーベルは2着 唯一の3歳牡馬悔しい首差

2022年10月3日 05:27

 2着は唯一の3歳牡馬ウインマーベル。道中は中団追走。直線は馬群の狭いスペースを割って鋭伸。早々と抜け出したジャンダルムを追い詰めたが、わずかに首差及ばなかった。

 「もうひとつ前の位置を取りたかった。着差が着差だけに悔しいですね」。松山は落胆の色を浮かべながらも「厩舎が本当にいい状態に仕上げてくれました。よく頑張って走っています」とパートナーを称えた。

 開業4年目、2度目のG1挑戦だった深山師は「直線は力が入りました。腰が抜けそうなくらい」と疲れた表情。あと一歩で初のG1タイトルを逃したが「馬群を抜け出して、もうちょっとのところまで来た。残念ですが力のあるところを見せてくれた」と愛馬をねぎらった。

 今後について師は「オーナーと相談したい」と語るにとどめたが「まだこれから成長する」と力強く締めた。敗れはしたが、将来の夢が大きく膨らむ、価値ある銀メダルだ。

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