【凱旋門賞】ドウデュース19着 武豊「本来の走りができなかった」

2022年10月3日 05:23

19着に終わったドウデュース(撮影・小海途 良幹)

 絶対王政は揺るがず――。分厚い欧州の壁にはね返された。レース直前に降った大雨が影響したのか、ドウデュースは序盤からダッシュがつかず最後方。道中、追走に苦しみ、最後までエンジンに火がつくシーンはなく、19着に敗れた。

 日本調教馬として1969年に初めてスピードシンボリが挑戦してから53年。今年は4頭出しと強力布陣を敷いたが、悲願には届かなかった。武豊は「状態は最高でしたけど(雨の影響で)本来の走りができなかった」と悔しそう。ドウデュースはレース前に、早くも2年連続挑戦のプランが持ち上がっている。「またトライしたい」。諦めることなく、前へと進む。

 友道師はヨーロッパでこの距離のカテゴリーで勝つ意味に触れた。「凱旋門賞は馬場のことをよく言われるけど2000、2400メートルを走るヨーロッパの馬は強いですよ。層が厚い中、2400メートルで勝つことに意義があると思います」。そんな強豪に立ち向かうべく、研さんの日々が続く。

 まだ3歳、夢の続きを十分に見ることができる。フランスの英雄ナポレオンは手紙の一節に<予の辞書に不可能という言葉はない>という文字をしたためた。困難なことでも、いつかは成し遂げられる。重い扉がこじ開けられる時を、楽しみに待とう。

 《雨で進んで行かず》大外20番枠からスタートしたステイフーリッシュは中団の外を追走したが直線、伸びを欠いて14着に敗れた。ルメールは「雨で走りにくくなったし、仕方がない。馬が全然、進んで行かなかった。よく頑張った」と振り返る。鞍上は日本馬で16年マカヒキ(14着)、17年サトノダイヤモンド(15着)、19年フィエールマン(12着)に続く4度目の凱旋門賞挑戦も、ほろ苦い結果となった。

 《川田「頑張った」》昨年14着に続いて2年連続の出走となったディープボンドはスッと好位につけたが早々に脚色が鈍って18着。06年3位入線失格の祖父ディープインパクト、13年4着の父キズナに続く父子3代での挑戦は今年も実らず。川田は「よく頑張ってくれましたけど直前の雨が…」と肩を落とした。これまで凱旋門賞を2度経験した日本馬はディープボンドを含め、10&11年ナカヤマフェスタ(2、11着)、12&13年と2着に入ったオルフェーヴルの3頭。負けはしたが今回の経験は大きな財産になる。

 

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