矢作師が英1歳セールでドバウィ産駒を約2億6200万円で落札「凱旋門賞を獲りたい」

2022年10月6日 12:24

<凱旋門賞>レースに臨むルメール(左)と矢作師(撮影・小海途 良幹)

 5日、英ニューマーケットであったタタソールズ社のオクトーバー・イヤリング(1歳)セール2日目で矢作芳人師(61)がドバウィ産駒(牡1)を160万ギニー(約2億6200万円)で落札(名義はジェイエス・カンパニー)した。馬主は明らかにされていない。

 母ウィローヴューは未出走、5歳上の半兄デジタルエイジ(父インヴィンシブルスピリット)は20年に米G1ターフクラシックS(チャーチルダウンズ芝1800メートル)を制している。

 地元メディアのインタビューに応じた矢作師は「まず一番のポイントはドバウィの良いところ、ストロングポイントを持っている馬だなと感じました」と欧米を中心に数多くの活躍馬を出している父の姿をだぶらせ、目標を問われると「8月にフランスでも馬を買ったけど私がヨーロッパで馬を買う大きなファクターは、もちろん凱旋門賞を獲りたいからです」と欧州最高峰の舞台に懸ける思いを口にした。

 矢作師は8月14日に仏ドーヴィルであったアルカナ社の1歳セールで20年凱旋門賞馬ソットサスの全弟(父シユーニ)を、カタールのファハド殿下と一騎打ちの末、210万ユーロ(約2億8980万円)で落札している。

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