【ジャパンC】(9)ユニコーンライオン 国分優が迷いなき逃走「自信をつけています」

2022年11月25日 05:30

厩舎周りで運動するユニコーンライオン

 【G1ドキュメント・栗東=24日】サッカーW杯で日本がドイツに劇的な逆転勝利を飾り、一夜明けた栗東でも話題に上がった。次のコスタリカ戦は日本時間で27日の夜7時。当日は競馬でジャパンC、夜はサッカーと国際色豊かな一日となりそうだ。取材にも熱が入り、坂田が朝一番に聞いたのはユニコーンライオンに騎乗する国分優。「ウキウキしながら行ってきます。どれだけ(場内を)沸かせられるかですね」と意気込む。戦法は決まっている。1年5カ月ぶりの勝利を飾った前走・福島記念と同じ迷いなき逃げだ。その前走は「絶対にスタートは負けないように」と腹をくくってハナを奪い、直線迫られても粘り腰で押し切った。「馬が強かったです。自信をつけています」と振り返り、昨年の宝塚記念2着馬の復活に手応えを得た。

 国分優は今回がジャパンC初騎乗。「思い出のジャパンC」を問われると「国枝厩舎に所属していたのでアーモンドアイですかね」と18、20年に当レースを2回勝った名牝を口にした。そして付け加えるように「西浦先生(元調教師)が乗って逃げ切ったカツラギエース。逃げ切った馬の映像を見ているんですよ」。31歳の鞍上が生まれる前の38年前のレースも見てイメージを膨らませている。

 枠順については「どこでもいいです。ゲートが悪い馬の隣じゃなければ」とコメントし、9番枠も気にしていない。同じ矢作厩舎のパンサラッサが天皇賞・秋(2着)で場内を沸かせたように、今週はユニコーンライオンが存在感を放つかも。逃げ馬の怖さを痛感する坂田は重い印を打つことに決めた。

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