英国で活躍する23歳のイーガン、来週からJRA短期免許で騎乗

2022年11月28日 11:03

デヴィッド・イーガン騎手(提供写真)

 今夏、札幌のワールドオールスタージョッキーズで来日したデヴィッド・イーガン(23)がJRA短期免許を取得し、来週から騎乗することが28日、分かった。期間は12月10日から来年1月末までとなっている。

 アイルランド出身で英国を拠点に騎乗。日本のファンにも知られる、きっかけになったのが昨年3月のドバイシーマクラシックだ。サウジカップの覇者ミシュリフとのコンビで参戦。クロノジェネシス、ラヴズオンリーユーといった日本の実力派牝馬を退け、G1タイトルをものにした。英国に帰国後、夏のインターナショナルSでもG1勝ち。今年はエルダーエルダロフに騎乗した9月の英セントレジャーで自身初のクラシック制覇を成し遂げた。

 現在、短期免許で参戦中のムーア、レーンは来週、香港へ。入れ替わるタイミングで来日し、栗東所属の形でレースに臨む。研究熱心で努力家として知られ、既に重賞の騎乗依頼も受けているホープが師走の競馬に新たな風を吹き込む。

 ◇デヴィッド・イーガン 1999年6月19日生まれ、アイルランド出身の23歳。16年に騎手免許取得、17年に見習騎手チャンピオンに輝く。18年、英G2リリーラングトリーS(ピラスター)で重賞初制覇。ミシュリフとのコンビで昨年サウジカップ(当時はリステッド)を制し、続くドバイシーマクラシックで自身初のG1勝利を果たした。英国で通算423勝をマーク。今夏、札幌のワールドオールスタージョッキーズ初出場。JRA通算9戦、3着1回。

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