ルーキーイヤーだった昨年、JRA51勝を挙げた今村聖奈（19＝寺島）が新春インタビューに応じ、2年目への決意を語った。

　――デビュー1年目だった22年はJRA51勝をマーク。振り返って、いかがでしたか？
　「昨年は本当にたくさんの人に恵まれ、たくさんの馬たちにいろいろ教えてもらった一年だったと思います。JRA51勝はたくさんの方々に支えてもらえないと勝てない数字だと思いますし、感謝しています」

　――年末の12月28日はホープフルSでスカパラダイスとコンビを組み、G1初騎乗（18着）を果たしました。
　「競馬学校生の時から競馬場でG1競走を見ることはありましたけど実際に乗せていただいて、全然違う景色でしたね。スタンド前の発走だったのでファンファーレもすごく聞こえましたし、パドックの緊張感のある雰囲気だったり、返し馬で一頭一頭がお客さんの前を通る時の歓声だったり。終わってすぐにもう一回乗りたい、早くまたG1に乗りたいって思いました」

　――2年目となる23年の目標を教えてください。
　「昨年はけがなく一年を終えることができましたので、今年一年もけがなく終えたいと思います。今まで通り、たくさんの人に愛され応援されるようなジョッキーになりたいなと思います」

　――ファンの方々に今年はどういったところを見てほしいですか？
　「2年目の今年は意図のあるレースをしたいと思います。見ている人に伝わるような、このレースは何がしたかったんだろうなと分かってもらえるぐらい、意思表示をはっきりしたレースを増やしたいなと思います」

　――今年11月28日には20歳になります。晴れ着でのインタビューとなりましたが、着てみた感想は？
　「大人になった気分です（笑い）10代も最後なので、ラストティーンを楽しみたいなと思います。本当に趣味がないので、いい趣味を見つけたいですね。今年一年も充実した年を過ごせるように頑張っていきたいと思いますので、応援よろしくお願いします」