【中山記念】不屈のナイママがもうひと花 武藤師「いい方向に向いてくれれば」
2023年2月24日 05:30 【東西ドキュメント・美浦=23日】痛恨の17番目。ナイママは先週の小倉大賞典を賞金順で除外(フルゲート16頭)となり、今週の中山記念にスライドした。「雨馬場も絶好だったし出られれば良かったんだけど…。除外されたことがいい方向に向いてくれれば」と何とも無念そうな武藤師。水曜に小倉から美浦へ到着。メンバー唯一の木曜追いで態勢を整えた。
柴田大を背に坂路4F56秒6~1F13秒1。時計は控えめも、移動疲れを見せず前進気勢旺盛に元気いっぱいだった。指揮官は「美浦に戻ってきたばかりなので調整程度。変わらず来ている。開幕週のパンパンの良馬場だと厳しいので雨が降ってほしい」と曇天を見上げた。屈腱炎を乗り越え、1年以上のブランクを経て昨夏にターフに戻ってきた不屈の(地)。古巣の道営出身、記者になったばかりで取材に奔走していた19年のクラシック世代とあって、田井はもうひと花咲かせてほしいと願っている。