25日ドバイWC パンサラッサ3着以内で日本初の賞金20億円ホースに、4着でも日本歴代トップ
2023年3月20日 18:00 25日(日本時間26日)に行われるG1・ドバイワールドカップ(メイダン、ダート2000メートル)には歴代最多となる8頭の日本馬が参戦するが、最も注目を集めるのはパンサラッサ(牡6=矢作)だろう。
パンサラッサは世界最高賞金を誇る2月のサウジカップを日本馬で初めて制し、1着賞金1000万ドルを獲得した。JRAは今月9日にパンサラッサの確定賞金を公式サイトで発表。サウジカップの賞金は13億1864万9700円で、パンサラッサの獲得総賞金は現在18億4466万3200円となっている。
獲得賞金で日本歴代1位がアーモンドアイの19億1526万3900円、2位がキタサンブラックの18億7684万3000円で、パンサラッサは現在3位。JRAでは、海外レースの賞金は年始にフランスギャロが更新するレートで換算する。サウジカップの賞金から、今年の正確なレートは1ドル131・86497円だ。
パンサラッサはドバイワールドカップで優勝すると696万ドル(9億1778万400円=1ドル131・865円で計算、以下同)を獲得し、総賞金は27億6244万3600円に。2着だと240万ドル(3億1647万6000円)で同21億6113万9200円、3着は120万ドル(1億5823万8000円)で同20億290万1200円と、3着以内なら日本初の20億ホースの誕生となる。また、4着でも60万ドル(7911万9000円)で総賞金は19億2378万2200円となり、日本歴代トップに躍り出る。
5着だと36万ドル(4747万1400円)で18億9213万4600円で、アーモンドアイには届かず、キタサンブラックを上回って歴代2位に。6着は24万ドル(3164万7600円)で18億7631万800円となってキタサンブラックにわずかに及ばない。
日本のライバルだけでなく、昨年王者でサウジカップは2着だった米国のカントリーグラマーも出走。強豪を蹴散らして、歴史に名を残せるか。日本馬が優勝すれば、11年ヴィクトワールピサ以来、2頭目となる。