【大阪杯】マリアエレーナ 唯一の火曜追い!吉田師太鼓判「負ける気がしない」

2023年3月29日 05:30

Cウッドを単走で追い切るマリアエレーナ

 【G1ドキュメント・栗東=28日】先週末の雨がウソのように晴れ渡った28日朝の栗東トレセン。春の陽気の中、芦毛のマリアエレーナがメンバー唯一の火曜追いを行った。左回りのCWコースを1周サラッと流してから、もう1周。徐々にペースを上げていき、直線は強めに追われた。軽快な脚さばきを見せ、ラスト2Fは11秒5→11秒3の好タイム(全体時計6Fは81秒7)。コースから引き揚げてくるタイミングで寺下が向かうと、ちょうどそこに吉田師が現れた。「動きはボチボチ。順調だし状態はいいですよ」と感触を口にする。

 前哨戦の金鯱賞(8着)は内枠2番から終始、窮屈なレース展開。直線もスペースがないまま不完全燃焼に終わった。「前走も楽勝するかと思ったが、マークされる形になったからね。馬自身は力をつけているし、いいと思いますよ」とG1舞台で反撃に燃える。

 昨夏の小倉記念は5馬身差の圧勝。3着のジェラルディーナを寄せ付けなかった。その小倉記念の前のマーメイドSは当舞台で2着に好走しており、持ち味の器用さを生かせるコーナー4つのコース形態は合っている。「阪神の2000メートルは問題ないですよ。“負ける気がしないです”と書いておいてください」と笑顔で出来に太鼓判を押した。

 G1は昨秋の天皇賞7着以来のチャレンジ。当時も最初のコーナーで進路が狭くなる不利があった。それでも今年、中東の国際レースで活躍したイクイノックス、パンサラッサ、ダノンベルーガを相手に健闘。スムーズな競馬で力を出し切ればチャンスはありそうだ。

特集

2023年3月29日のニュース