【皐月賞】経験値の高さでタスティエーラ中心 ただ逆転候補も多く激戦に

2023年4月10日 05:30

皐月賞制覇に挑むタスティエーラ

 熱戦の桜花賞に続き、今週は「第83回皐月賞」(16日、中山)が行われる。2歳G1馬2頭が不在、さらには重賞2勝馬もいない、混迷極める牡馬クラシック1冠目。弥生賞勝ち馬タスティエーラが中心だ。15年に1番人気ながら6着に敗れた父サトノクラウンの雪辱となるG1初戴冠を目指す。

 群雄割拠。ならば、強いライバルとしのぎを削ってきた経験値が生きる。タスティエーラは近年の主要ステップである共同通信杯(4着)、弥生賞(1着)を連戦。ペース、流れが異なる両レースで好走した。父サトノクラウンも管理した堀厩舎が送り出す初年度産駒の代表馬。今年3戦目となるが、堀師は「心肺機能はもうできていて、いい方には向いてきている。能力を出せる仕上がり」と状態に太鼓判を押している。

 逆転候補は枚挙にいとまがない。近10年で5勝の共同通信杯組からは勝ち馬ファントムシーフ。デビュー2連勝で臨んだホープフルSは差し届かず4着も、今年初戦できっちり巻き返した。名手ルメールの継続騎乗にも勝負気配が漂う。3連勝中のフリームファクシも潜在能力は世代屈指。きさらぎ賞は道中リズムを崩す場面がありながらも他馬をねじ伏せた。17年秋華賞馬ディアドラの半弟で、血統的なスケール感も文句はない。

 キャリア2戦のソールオリエンス、マイネルラウレア、タッチウッドには、2歳戦が実施されるようになった1946年以降の皐月賞最少キャリア優勝が懸かる。中でもソールオリエンスは京成杯の差し切りが鮮やか。昨年は同じくキタサンブラック産駒でキャリア2戦だったイクイノックスが2着好走。ローテや戦歴で軽視するのは危険だ。他にも、前走・朝日杯FS(2着)から中118日での参戦で、最長間隔勝利記録更新が懸かるダノンタッチダウンなど、役者がずらりとそろっている。

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