【皐月賞】ソールオリエンス3冠へ視界良好 1枠1番からのVはナリタブライアン&コントレイル

2023年4月16日 17:22

<皐月賞>ソールオリエンスでレースを制した横山武は雄叫びをあげる(撮影・河野 光希)

 クラシック3冠ロード第1弾「皐月賞」は、ソールオリエンス(牡3=手塚)が制し、G1初制覇を飾った。重馬場で勝ち時計は2分0秒6。

 大混戦の下馬評だった牡馬戦線も皐月賞が終わってみれば、怪物が1頭存在した。横山武が「スタートが勢いつかなかった。もう少しポジション取る予定だったけど、切り替えてこの馬のリズムで臨むことに決めた」と言うように道中は後方から。4コーナーはややふくれながら大外を回ったが、ステッキに応えて末脚全開だ。上がり3Fは1頭だけ35秒台の35秒5。先に抜け出したタスティエーラをあっさりととらえ、「ほんっとに気持ち良かった」と振り返った。

 1枠1番からの皐月賞制覇は過去30年でナリタブライアン(94年)、コントレイル(20年)の2頭。どちらも3冠に輝いた。キタサンブラック産駒で無限のポテンシャルを秘めるソールオリエンスにも、もちろん同様の期待が懸かる。鞍上は「いい結果を出せるように、もっともっと頑張っていきます」と5月28日の日本ダービーを見据えた。

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