【天皇賞・春1週前追い】永野 エンドロールに好感触!
2023年4月21日 05:13 【東西ドキュメント・美浦=20日】意志の強さは眉に表れるという。「天皇賞・春も猛蔵(永野)でいきます。彼にとっては初のG1。応援してやってください」。南馬場の出口で青木師が梅崎にこう告げながら、1週前追い切りを終えたエンドロール(牡4)を出迎える。その馬上ではデビュー3年目の永野が決意をにじませるように太い眉に力を込めた。
「憧れのG1舞台。僕にとっても馬にとってもいい経験にしたいです」。7戦連続で騎乗しているパートナー。2勝クラスを勝ち上がったばかりとはいえ好感触をつかんでいる。「弱かったトモがしっかりして、ハミにモタれずに走れるようになった。スタートも良くなりました。大きなストライドは長距離でこそと思わせてくれます」。3000メートル超の距離も京都コースも人馬共に初経験だが、成長力と長距離適性を生かしたいという。20日現在でJRA通算67勝(今年8勝)。「目標の年内100勝は遠いですが、諦めずに日々努力を重ねたい」。太い眉に再び力を込めた。