【フローラS】レーンまたまた大暴れ!ドゥムーランと“鬼門”3歳芝重賞初制覇へ
2023年4月21日 05:30 今年も“旋風”待ったなし!先週からJRA短期免許を取得し、中山でいきなり6勝を挙げたダミアン・レーン(29=オーストラリア)。今週は土日東京で14鞍に騎乗。2週連続の固め打ちを狙う。
初来日の19年にG1・3勝。以来JRA重賞12勝を挙げ、日本競馬界を席巻する豪州の名手。4シーズン目(21年は来日せず)の今年は、初週から大暴れ。土日14鞍で【6・1・2・5】。複勝率は驚異の64・3%だ。レーンは「また日本に戻って来られてベリーハッピー。先週の結果は多くの厩舎のサポートのおかげ。感謝している」と好成績に満足げだ。
今週はオークスTRの東京日曜メイン・フローラSに、1戦1勝馬ドゥムーラン(尾関)で挑む。初戦は次位を1秒1上回る最速の上がり(3F34秒2)で後方一気。圧巻のレース映像を確認したレーンは「本当にいい勝ち方だったね。能力のある馬だよ」と素質を絶賛。「レースを経験して、いろいろな面で上昇しているはず。乗るのが楽しみ」と前のめりだ。
また、日曜東京4R(3歳未勝利戦)に出走する、テンペスト(牝=国枝)への期待も口にした。全兄に19年皐月賞Vサートゥルナーリアがいる良血。水曜の最終追いに騎乗し感触を確かめた。「ハードな調教ではなかったが、乗った感じは良かった。いい競馬ができると思うよ」と意気込む。
来週の天皇賞・春では重賞を連勝中のシルヴァーソニックに騎乗予定。G1での有力馬のオファーは絶えない。今春もこの“豪”腕から目が離せない。
《1番人気4度も…》JRA重賞12勝のレーンだが、意外にも3歳芝重賞は鬼門。サリオスと臨んだ20年クラシック2冠など2着は4度あるが17戦して白星なし。また、4度の1番人気全て連対を外している。フローラSは20年にホウオウピースフルで首差2着に惜敗。苦手条件の克服なるか注目だ。