【函館スプリントS】力強いディヴィナシオン突き抜ける!陣営「いい状態で臨める」

2023年6月9日 05:30

函館ウッドコースで追い切ったディヴィナシオン(撮影・千葉茂)

 【東西ドキュメント・函館=8日】雲一つない快晴の下、函館スプリントSに出走するディヴィナシオンは清水亮助手を背に函館Wコースで木曜追い。前日に降った雨の影響で重馬場だったが序盤から力強いフットワークで進んでいく。直線は手綱を持ったまま馬場の真ん中からスルスル加速し、4F54秒8~1F12秒6を馬なりで計時。僚馬ジャスパークローネを含む木曜追い3頭で最も良く見えた。その後、厩舎周りで上がり運動をしている様子をチェックしたが毛ヅヤも良く、すっかり函館の環境になじんでいる。清水亮助手は「動きは良かった。輸送をスムーズにクリアできたし、いい状態で臨める」と出来に太鼓判を押した。

 田村は週初めに函館入り。取材中はずっと展開を考えている。ジャスパークローネ、テイエムトッキュウなどハイペース必至の顔触れ。開幕週とはいえ差し馬に展開が向きそう。G1初参戦の前走・高松宮記念は14着だが2走前・オーシャンS2着だけ走れば、展開ひとつで突き抜ける可能性は十分。状態はいい。◎候補の1頭としてギリギリまで考えたい。

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2023年6月9日のニュース