【宝塚記念】イクイノックス凱旋G14連勝だ 見せる世界1位の貫禄

2023年6月19日 05:15

<宝塚記念>栗東で調整しているイクイノックス(撮影・亀井 直樹) 

 凱旋舞台へようこそ。上半期の総決算「第64回宝塚記念」は今年も豪華キャスト。トップスターを目指して、熱いバトルが展開される。昨年の年度代表馬イクイノックスは年明け初戦のドバイシーマクラシックが衝撃の勝ちっぷり。超が付く主役の登場にストップをかけるライバルは現れるのか。豪華競演の幕が上がる。

 イクイノックスの登場でレースの厚みがグッと増した。前走のドバイシーマクラシックは逃げる形。直線はノーステッキで2着に3馬身半差をつける衝撃の勝ちっぷり。天皇賞・秋、有馬記念に続くG13連勝を決めた。

 ロンジンワールドベストレースホースランキングで129ポンドを獲得して堂々の首位。ファン投票でも歴代最多21万6379票を獲得した。世界からも注目を集める大一番。初の関西遠征となる今回は栗東に滞在して調整を続ける。宝塚記念のファン投票1位は21、22年と連勝中。応援を糧に、堂々と勝ち進む。

 勢いならジャスティンパレスも負けていない。阪神大賞典、天皇賞・春と重賞連勝中。前走で晴れてG1ウイナーの仲間入り。昨秋に神戸新聞杯勝ちがあり、距離短縮も問題ない。王者に挑戦状を叩きつける。

 ジェラルディーナは折り合いに進境を見せ、昨年はエリザベス女王杯を制した。続く有馬記念で強豪牡馬を相手に3着。良血が開花。海外帰り初戦でも侮れない。

 ディープボンドはG1で実に4度の銀メダル。ひと雨があって、上がりのかかる馬場になれば楽しみあり。梅雨時季特有のタフな馬場になるのを願うのみだ。

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