イクイノックスに迫ったスルーセブンシーズ、海外で知名度UP 大手ブックメーカー凱旋門賞オッズ修正

2023年6月25日 20:39

<阪神11R・宝塚記念> 2着でゴールしたスルーセブンシーズ(中央) (撮影・須田 麻祐子)

 レーティング世界一のイクイノックスに首差2着に迫った5歳牝馬はどんな馬だ――。

 25日の宝塚記念はイクイノックスが貫禄V。惜しくも2着に敗れたが、メンバー最速の上がり3F34秒6の末脚を繰り出し、10番人気で力走したのがスルーセブンシーズだ。

 レース後、海外の多くのファンがツイッターに「Through Seven Seas」のワードを投稿。ひたむきな走りがハートをつかんだようで「素晴らしい」「池添騎手と彼女はベストを尽くした」「拍手を送りたい」と称えられた。

 凱旋門賞(10月1日、パリロンシャン芝2400メートル)の予備登録を済ませており、欧州の大手ブックメーカーは40~50倍に設定していたオッズを修正。スウェーデンのユニベット社は25倍に設定している。

 レース後、公式サイトを更新したオーナーのキャロットファームは今後について「まずは無事を確認することから始め、疲れを取ってから今後のことを検討していきます」としている。

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