【札幌記念】「前走国内G1組」活躍 ジャックドールの連覇濃厚
2023年8月15日 05:27 今週は北海道シリーズのハイライト「第59回札幌記念」が行われる。夏競馬唯一となるG2に今年も豪華メンバーが集結。定量戦ながら1番人気が11連敗中と波乱含みだ。過去のデータを分析し、勝ち馬候補を探る。
【前走】
近年は前走・国内G1組の活躍が目立つ。過去5年で【4・4・3・12】の成績。該当馬が5頭いた20&22年は1~3着を占めた。ただ海外G1組は08年以降、15頭が参戦し未勝利。1番人気だった3頭は全て2着と勝ち切れておらず、アタマでは狙えない。前走G3組は13~17年の5年間で4勝を挙げたが、過去5年では3着1回のみと苦戦している。
【性齢】
過去5年の勝ち馬は3歳1頭、4歳3頭、5歳1頭。6歳以上のベテランは【0・1・1・26】と苦戦している。牝馬は【2・1・3・9】の成績、勝率13.3%は牡・セン馬の5.4%を大きくリード。過去5年のうち3~5歳の牝馬が出走した4回は馬券に絡んでおり、格言通り夏の牝馬には要注意だ。
【実績】
スーパーG2で上位争いするには実績が最重要。近5年で3着以内だった15頭は全て「G1かG2勝ち」の実績があった。今年の登録馬でクリアしたのは7頭(アフリカンゴールド、イズジョーノキセキ、ウインマリリン、シャフリヤール、ジャックドール、ヒシイグアス、プログノーシス)。上位人気になりそうなダノンベルーガ、ソーヴァリアントはG3勝ちしかなく実績面から苦戦必至だ。
【結論】
唯一、V条件を全てクリアしたジャックドールの連覇が濃厚。今春のG1大阪杯を勝ち、さらに成長した走りを見せつける。相手にはまず同じ5歳のシャフリヤール&プログノーシスを挙げたい。海外G1からの臨戦は割り引きだが、近年の馬券圏内トレンドである「G1かG2勝ち」の実績はクリア。3頭出走する牝馬の中では昨年3着ウインマリリンのリピートに警戒したい。 (データ班)