豪州の殿堂入りジョッキー、オリヴァーが12月で引退…地元メディア報道 JRAでも22勝
2023年8月30日 12:35
オーストラリアの殿堂入りジョッキー、ダミアン・オリヴァー（51）が12月に引退する意向を明らかにした。30日、レーシングドットコム、レースネットなど地元メディアが報じた。
生まれ故郷である西オーストラリア州パースのアスコット競馬場で12月に開催されるサマーレーシングカーニバルがラストライドになる見込み。「パースは私にとって全てが始まった場所。そこでキャリアを終えます」と語った。
88年にデビューし、ヴィクトリア州（メルボルン地区）のチャンピオンジョッキーに10度輝くなどG1・128勝を含む3167勝をマーク。コーフィールドカップ4勝、メルボルンカップ3勝、コックスプレート2勝、ゴールデンスリッパーS1勝でオーストラリアのグランドスラム（4大レース制覇）を達成している。08年にオーストラリア競馬の殿堂入りを果たした。
JRAでは93年ジャパンカップウイークのインターナショナルジョッキーズで初騎乗2着。その後、ワールドスーパージョッキーズシリーズや短期免許で来日し、JRA通算22勝。重賞18戦で勝ち鞍こそないが04年天皇賞・春（ゼンノロブロイ）、目黒記念（トレジャー）で2着に入った。また、06年はオーストラリアに遠征した栗東・角居厩舎のポップロックに騎乗し、コーフィールドカップ7着からメルボルンカップ2着。歴史的勝利を収めた僚馬デルタブルースとのワンツーフィニッシュに貢献した。
