【セントライト記念】シルバープリペット3連勝へ手応え 松山師「息遣いも良かった」

2023年9月15日 05:28

 【東西ドキュメント・美浦=14日】芦毛の被毛は父レッドファルクス、中長距離馬を思わせる胴の長さは母の父エイシンフラッシュ。父の毛色と母系の体形を受け継いだシルバープリペットがWコースで加速していく。セントライト記念の木曜追い。3馬身先行したウィズザワールド(5歳1勝クラス)と併入に持ち込んだ。「1週前の単走追い切りでは物見していたが、前に馬を置いたことで集中していたし、息遣いも良かった」と、松山師が笑顔で切り出した。

 2連勝中の夏の上がり馬。前走時は休養明けで調教の動きが重苦しかったが、レースでは首差で競り勝った。「1回使ってからだろうと思っていたし、目標にしていた1番人気馬が失速して早めに先頭に立つ展開にもなったのに勝てた。まだ体は緩いが(改修工事中の)坂路でトモのパワーアップを図れない中で2連勝できたのも大きい」と続けた。昨年のセントライト記念では1勝クラスを勝ち上がったばかりのガイアフォースがダービー3着馬アスクビクターモアを破った。今年も夏の上がり馬が凱歌(がいか)を上げるか。

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