浅野洋一郎師 最後の出走の中山7Rは11着「いい時代に楽しませてもらって、恵まれていた」

2023年9月18日 15:34

中山7Rで勇退する浅野師(後列左から3人目)は田辺(後列左端)、吉田豊(後列左から2人目)、内田(後列右端)らと記念撮影におさまる(撮影・郡司 修)

 20日をもって調教師を引退する浅野洋一郎師(66)は中山7Rのオブシディアン(11着)が最後の出走となった。

 JRA通算5204戦240勝。重賞は96年マーチS(アミサイクロン)の1勝。ラストランを終えた浅野師は「勝負の世界だから仕方ないけど、やっぱり勝ちたいから悔しい」としんみり。デビュー3連勝で96年クラシックに皆勤したミナモトマリノスなど個性派を育てたホースマン人生を振り返り、「いい時代に楽しませてもらって、恵まれていた。定年まで続けたかったが体調のこともあるし、今年の気候は精神的にもきつかった。ゴーストソルジャーは最後の未勝利戦が組まれた週にぎりぎり勝ち上がって、オープンまでいったんだ。それを見て、会社をつぶしてしまった人が“またやり直そうと思う”ってね。馬は凄いよ」と笑顔でターフに別れを告げた。

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