【神戸新聞杯】サスツルギ“収穫”の秋へ ハミ受けや初右回り確認

2023年9月21日 05:26

CWコースにて併せ馬で追い切るサスツルギ(左)(撮影・亀井直樹)

 国際的に最も旬の血統はハーツクライ産駒だ。先週、英3冠最終戦のセントレジャー(ドンカスター芝2910メートル)をムーア騎乗の同産駒コンティニュアスが快勝。連勝の勢いに乗る同産駒サスツルギも3冠最終戦・菊花賞で最大の惑星になる。最終追いには美浦から北村宏が駆けつけた。

 関東馬ながら前走(木曽川特別1着)も栗東に滞在していただけあって、すっかり環境に慣れているようだ。CWコースで僚馬ゴールデンシロップ(5歳オープン)と併せ、直線は内から並びかけて併入。時計的には6F83秒0~1F11秒8で目を引くものではなかったが、多くの収穫を得たと鞍上は振り返る。

 「今朝は誘導してもらってラスト併せる形。しっかり動けてコンディションは良く感じた。ハミ受けや初めての右回りを確認。レースと調教では違うと思うが、いいバランスで走れていた」

 木村厩舎&北村宏と言えば今夏、新潟記念をノッキングポイントで制した勢いあるタッグ。無類のステイヤー血統に「ここで結果を出せば次につながる」と鞍上の視線は既に菊花賞に向けられていた。

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