【神戸新聞杯】ナイトインロンドン 圧巻の切れ!大竹師納得「楽に動けていた」
2023年9月21日 05:26 ナイトインロンドンは豊富な持久力を体現するような最終追い。Wコースでアランデル(5歳障害オープン)を5馬身追走して内へ。軽く促した程度で楽々抜き去り、2馬身先着した。6F83秒3~1F11秒6。見た目以上に時計が出ているのがA級の証明だ。
動きを見守った大竹師は「楽に動けていましたね。ストライドが大きいのでスピードを感じさせない。それにチークピーシーズを着けると、やっぱり反応が全然違う」と力を込めた。
4月東京未勝利→6月東京1勝クラス→前走とトントン拍子で3連勝。母の父メジロマックイーン(90年菊花賞V)を思い起こさせる夏の出世を果たした。父グレーターロンドンは同じ大竹厩舎に在籍し、蹄葉炎による1年以上の休養を挟みながらも18年7月中京記念でレコードVを飾った。愛着の深い1頭だ。指揮官は「父と似た点?正直ないですね(笑い)。父はスピード能力はズバ抜けていました。この馬は長いところでこそ。前走で小回り(阿寒湖特別V=札幌)もこなしましたが、ストライドが大きいので広いコースの方がいい。何とか権利を獲りたい」とラスト1冠舞台への思いをはせていた。