岩手競馬で行われる今年度最後の短距離重賞。（6）キラットダイヤが当レース3連覇を決める。立て直して2カ月ぶりの前走だったが2着に1秒1差の逃げ切りV。今回も前走と同じ盛岡6F戦。本来の調子に戻ったとなれば、ここもスピードの違いで他馬を圧倒する。

　相手筆頭はトーセンキャロル。3走前の重賞で◎に勝利した実績を持つ馬。離された2着となった前走は位置取りが後ろ過ぎた。陣営は鞍上に山本聡を起用し逆転を狙う。オンラインボスが3番手。前記2頭と対戦した岩鷲賞では惨敗も、その後はオープン、自己条件と3連勝。その勢いに乗って上位争いに食い込みたい。岩手再転入となるマナホクも不気味な存在。前回の岩手所属時には不来方賞を勝った馬。6Fに対応できれば面白い。末脚秘めるマイグレーション。流れが向けば一気の差し切りも。

　▼マナホク（佐藤雅師）再転入となるが、以前うちにいたときより状態はいい。これまでいろんな距離に対応しており1200メートルも問題ない。気楽にレースをさせるつもり。

　▼フジラプンツェル（瀬戸師）びっしり追い切れたし状態は良くなっている。久々の1200メートルがどうかだが、前半の位置取りが厳しくならなければ、この距離でもやれると思う。

　▼ボーンブレジーヌ（千葉幸師）好調時と比べると状態が良くないね。強い馬がいるし厳しいと思う。

　▼トーセンキャロル（佐藤浩師）先週、今週といい動きを見せて態勢は整った。キラットは強いが3走前には勝っている馬。今回は（山本）聡哉が騎乗するし、位置取りと展開次第で勝機があると思っている。

　▼キラットダイヤ（板垣師）休み明けの前走を勝ち状態はさらに良くなっている。重賞連勝を期待している。

　▼カタナ（畠山師）休み明けだけど状態は悪くない。ただ盛岡1200メートルは実績もなく微妙なところ。流れに乗って2着があれば。

　▼ケイアイサクソニー（桜田樹師）状態は変わりなくいいね。ただ1200メートルはギリギリかな。前走のように好位から粘りたい。

　▼ビリーヴィン（桜田樹師）前走が思ったより走ってくれた。現状ではこのクラスでは厳しいが、今後につながってくれれば。

　▼マイグレーション（飯田師）間隔は短いけど調子は悪くない。前走のように中団につけて、この馬の末脚が生きる流れになればチャンスはあると思う。

　▼マヒナライズ（桜田康師）状態は悪くない。芝を狙った前走がダート変更でひと息。1F延長し好位で競馬ができれば。