【チャンピオンズC】レモンポップ 安定感光る 史上4頭目の偉業狙う

2023年11月27日 05:20

レモンポップ

 今週から中山、中京、阪神の3場で師走の開催がスタートする。中京ではダートの頂上決戦「第24回チャンピオンズC」が行われる。近年では最強クラスと言っていい豪華メンバーとなった。さまざまなステップで実力を誇示し、尾張の地に集結。古豪と新星が入り交じる楽しみな一戦だ。

 ダート界の総大将ウシュバテソーロ、米BCクラシックで日本馬初の連対を果たしたデルマソトガケの名前こそないが、それでも国内ダート路線の強豪が集結し見応えのあるカードとなった。中心はレモンポップ。前走の南部杯が衝撃的。2着に2秒0差をつける圧巻の走りで、海外遠征明けの一戦を制した。連対を外したのが2走前のドバイゴールデンシャヒーン10着のみ。国内では12戦【9・3・0・0】のパーフェクト連対を誇る。1600メートルまでしか経験がなく、今回がキャリア初の1800メートル戦。ツーターンの舞台も初めてと課題もあるが、脚質的にはこなせるタイプ。2月のフェブラリーSに続き史上4頭目の同一年春秋JRAダートG1制覇を狙う。

 テーオーケインズは一昨年の勝ち馬で昨年は4着。3年連続でJBCクラシックからの臨戦となる。ダート重賞5勝と実績は十分。今年は未勝利だが4戦して2、4、3、3着と崩れておらず上位争いは必至だ。デビューから5戦5勝のセラフィックコールは全て上がり最速と抜群の破壊力を見せる。一気の相手強化に、追い込みが利きづらいコースレイアウト。ここが試金石だろう。

 ハギノアレグリアスは6歳ながらキャリア15走とフレッシュ。オープンに上がって5着以下が一度もない。強豪にもまれて力をつけてきた。前走のシリウスSはトップハンデタイの58・5キロを背負ってV。G1初制覇へ機は熟している。クラウンプライドは昨年が首差の2着。今年は中東、大井、韓国と転戦。前走のコリアCを圧勝。1年半ぶりに勝てたことが大きい。今年も上位をにぎわせる。

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