有馬記念1週前登録 タスティエーラ ムーアが頂点に導く

2023年12月11日 05:21

有馬記念に挑むタスティエーラ

 来週の「第68回有馬記念」の登録馬が発表された。

 過去10年の年齢別成績を見ると3歳馬は勝率16%、連対率28%で世代別トップに立つ。一昨年がエフフォーリア、昨年はイクイノックスと3歳馬が2年連続で優勝を決めている。昨年に至っては2着ボルドグフーシュも3歳馬だった。今年も3歳馬が有力だ。

 ダービー馬タスティエーラは菊花賞が2着。改めて存在感を示した。秋2戦目なら、さらに動けそうだ。新コンビとなるムーアがシビアに立ち回り、頂点へと導く。

 皐月賞馬ソールオリエンスも前走・菊花賞が3着と格好をつけている。キタサンブラック産駒は昨年イクイノックスがV。ターフに別れを告げたスーパーホースからバトンを受けて、再び大舞台で輝きを放つ。

 スターズオンアースは秋初戦のジャパンCが3着。上積みが見込める。地力十分のタイトルホルダー、仏遠征明けのスルーセブンシーズも気になる存在だ。

 ▼ジャスティンパレス(杉山晴師)2週前追いは、前の併せ馬が遅くて単走に切り替えた。動きは良かったですよ。秋の天皇賞を使っているので、あとは1週前にしっかりやれば十分。

 ▼スルーセブンシーズ(尾関師)2週前は速い時計が出たので、本番まで反動が出ないようにやっていければ。海外を経験したけど、いい意味で同じ感じで変わっていません。

 ▼ソールオリエンス(手塚師)速い時計が出ましたが、この日は時計が出やすい馬場でしたね。それでも動きはいい感じ。体の方も変わりないです。

 ▼タイトルホルダー(栗田師)前走後は順調に来ています。バランスを確認しながら、落ち着きも出てきた。1週前は単走で、当週は(横山)和生を乗せるイメージで調整している。

 ▼ディープボンド(谷口助手)2週前はサラッと乗りました。いつもの感じ。高速決着だった前走でも頑張っていた。東京から中山に替わって、今回は向く条件になると思う。実績もあるので。

 ▼ヒートオンビート(大江助手)ここまで動きに俊敏さがなかったので、まだ本番まで間隔があるうちにポリトラックで刺激を与えるように調整しました。

 ▼プラダリア(池添師)2週前追いは動きが良かった。この追い切りで気合が乗ると思うし、息遣いも良くなってくると思います。

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