【有馬記念】逆襲期すドウデュースの武豊「ひと叩きして僕も良くなっている」相棒に感じた今秋の“変化”
2023年12月20日 11:49 24日にG1・有馬記念(中山芝2500メートル)を控え、昨年のダービー馬ドウデュース(牡4=友道)とのコンビで大一番に臨む武豊が20日、共同記者会見に臨んだ。
――先週レースに復帰した
「久しぶりのレースだったけど思っていたよりスムーズに、違和感なく乗れた。やっぱり競馬乗っているといいな、と思いましたね。ファンの方からもたくさん心配していただいたり、励ましてもらったりとか。なんとか一日も早く復帰を、と思って先週それがかなって。まだ勝っていないんで、早く勝ちたいなと思っています」
――リハビリの期間中、ドウデュースの戦いぶりをどう見たか
「凄く楽しみにしていたのでね、秋3戦。天皇賞、ジャパンカップ、有馬記念というプランは早くから決まっていて、凄く楽しみにしていて。天皇賞当日に僕が怪我してしまったけど、テレビで見て応援していました。有馬記念はなんとか乗りたいなという気持ちでリハビリしていましたね」
――あらためてドウデュースの存在とは
「昨年、一緒にダービー勝つことができて、ほんとに頼もしいパートナーですし。今、凄く支えになる馬ですね」
――年内に復帰できた
「怪我した当初、ジャパンカップも乗れるかなくらい思っていたんですけど、なかなか良くならなくて。でも、有馬記念はなんとかという気持ちは強かったですね」
――1週前追い切りにまたがった
「天皇賞の1週前追い切り以来の騎乗だったけど、相変わらずいい動きをする馬だなというのが率直な感想で。状態としては良さそうだなと思いました」
――今の状態は
「天皇賞前も動きは良かったんですけど、思えばちょっとまだ重さもあったのかなという気もするので。その後、厩舎スタッフからも使って良くなってきていることは報告を受けていたので。先週、確かにいい動きでしたね」
――1週前の指示は
「状態ずっといいことは聞いていたので。ある程度、ラストは伸ばして大丈夫ですという感じでしたね。いい動きでしたよ」
――レースに向けて楽しみは
「ドウデュースで有馬記念出られるのはワクワクしますね」
――6年ぶりにイブ決戦
「そうなんですよね(笑い)たまたまでしょうけど、ディープインパクトで勝った時とキタサンブラックで勝った時がね、12月24日だったと。これは周りから言われて気付くだけなんですけど。今年もそうかって感じですね。それじゃなくても期待はしますけど」
――中山は皐月賞以来
「中山は2回走って結果出せていないですけど、当時よりは力つけてますし、決して右回りが小回りが苦手というわけでもないので。それほど気にはしなくていいのかなとは思っていますけど。距離も2400でダービー勝っているので大丈夫だと思います」
――イクイノックスがいなくても凄いメンバー揃った
「イクイノックス以外の強い馬が全部出てきたかなという感じはしますし。有馬記念ですしね。大一番ですから、目標のレースだと思います」
――史上初の3世代ダービー馬が揃った、世代代表する馬として負けられない思いは
「当然ね、勝ちたい気持ちは強いですね」
――レースプランは友道師とは
「レースに関してはまだそこまでは話はしていない。僕自身も何度も乗っている馬ですしね、枠順とか馬場状態が分かってから、いろいろ深く考えたい」
――枠順は明日決まる
「いい枠が当たればいいなと思っていますけど。レースへいってのこだわりとか戦法が少ない馬ではないので、どの枠が当たってもそれなりに大丈夫かなと思いますね」
――復活ドラマをどう思い描く
「昨年、一緒にダービー勝てたけど、その後、凱旋門賞で悔しい思いをしたり、京都記念は勝ったけどドバイではレース出ることもできなかったり、ともに苦しい思いもしてきている馬。今回、それを全て晴らせたらいいなという気持ちは強いですね」
――ファンへ意気込みを
「馬の方も状態いいと聞いていますし、僕自身も先週、復帰できて今週はひと叩きして僕も良くなっていると思うので(笑い)。いよいよ大一番という気持ちで楽しみにしています。必ずいいレースをしたいと思っていますので、応援してほしいです」
――デビュー前と比較して
「当初と比べると全て力強くなっていますし、比較にならないくらい馬も良くなっています。細かい部分でこの秋いいなと思うのは、左手前を直線向いてすぐに出してくれるところ。今回、右回り中山というのを考えるといいなと思いますね。以前は右手前ばかり出して左手前をあまり出したがらないところあったけど、それがないですね、今は。それが凄くいい」