【ホープフルS】超良血シンエンペラー 無敗戴冠へ陣営自信「体も仕上がって、いい状態」

2023年12月25日 05:18

 名門・矢作厩舎は19年コントレイル以来となる2度目のホープフルS制覇へ超良血シンエンペラーを送り込む。

 有馬記念当日の24日は国分優(レースはムルザバエフ)を背に坂路へ。単走でしまいをサッと伸ばし、4F56秒9~1F12秒1を計時。安藤助手は「前走の最終追いと同じような調整方法で時計もちょうど良かった。体も仕上がって、いい状態でレースへ向かえそう」と感触を伝えた。

 20年凱旋門賞を制したソットサスの全弟。デビュー前から厩舎の評価が高かった逸材は東京芝1800メートルの新馬戦を好位から抜け出してV。続く京都2歳Sはスタートで後手に回りながら直線狭い所を突いて力強く差し切った。2戦とも違った競馬で連勝。スケールの大きさを感じさせた。

 同助手は「気性的に幼さを残していますが、ポテンシャルは相当高い。中山は紛れが多いので、スムーズに運べるかが鍵になると思います」と思い描く。新コンビを組むムルザバエフは昨年の当レースを14番人気ドゥラエレーデで制覇。名手の手腕にも注目したい。

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