【東海S】ウィリアムバローズで加速!上村師、年明け好発進4勝「リーディングを争う厩舎になりたい」

2024年1月19日 05:28

厩舎周りで運動するウィリアムバローズ(撮影・亀井直樹)

 上村厩舎は年明け3日間開催で4勝。スタートダッシュを決めた。今週の東海Sはウィリアムバローズを起用する。同舞台の前走・みやこSは先行策を封印して中団からの競馬で3着。差す競馬にメドを立てた。上村師は「外枠(14番)や展開も考慮して控える形になったけど最後までいい脚。競馬の幅が広がったし、内容は悪くなかった」と振り返る。順調に乗り込み、態勢は整った。

 開幕2週目の先週は出走がなく、今週リスタート。「楽しみな馬がそろっている」と話すように京都、小倉で計9頭と再度、固め勝ちを意識できる布陣だ。19年の開業後、徐々に成績を伸ばし、昨年キャリアハイのJRA40勝でリーディング7位に躍進した。「馬主さんにいい馬を預けていただき、スタッフも一生懸命、仕事をしてくれるおかげ。毎年、リーディングを争う厩舎になりたいし、昨年はその一歩を踏み出せたかなと思う」。厩舎一丸となって、さらなる飛躍を期す。

 ◇上村 洋行(うえむら・ひろゆき)1973年(昭48)10月23日生まれ、滋賀県出身の50歳。92年に栗東・柳田次男厩舎所属で騎手デビュー。JRA通算570勝(重賞10勝)をマークし、14年に引退、調教助手に転身する。17年12月に調教師試験合格、19年3月に厩舎を開業した。JRA通算1034戦130勝、うち重賞3勝。

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